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  • 執筆者の写真morikawamk

前期終了のご報告

コロナ禍の中、例年よりほぼ2カ月遅れで始まった今年の新学期。

授業もすべてオンラインとなり、学生の皆さんにとっても、そして我々教員にとっても、全く新しい経験を積み重ねる日々となりました。


森川研究室の卒業研究や専門演習「映画プロジェクト開発」も、例外なく全部の回をオンラインで行いました。

まず卒業研究ですが、就職活動と同時並行だったにもかかわらず、皆よく頑張って研究を進めてくれたと思います。

7月30日と8月6日に行われた中間発表会でも、しっかりと仮説 or RQまでのストーリーを組み立てている研究が多く、研究が順調に進んでいることを確認できました。

サポートしてくださっている森家先生のお力も大きいと思います。

この夏休み中に仮説の内容を固め、アンケートを作成し、できれば調査までコマを進めてもらえることを期待しています。


研究活動は基本的にひとりで行うものですので、もしかするとオンラインでもコツコツと進めやすいのかも知れません。

一方で専門演習のようなグループワークでは、時に直接集まれないことが、チームワークの欠如に繋がりやすくなるのではないかと思います。

今回初めてオンラインで授業を行ってみて、我々教員も、オンラインでグループワークをしてもらうことの難しさを痛感しました。

対面授業であれば、各グループの様子や雰囲気を間近で見ることができます。

しかしオンライン授業では、どうしても目の届かない部分がでてきてしまいます。

しかも専門演習は授業内だけで完結するものではありません。

どうしても授業外でのグループ活動が必要になってきます。

そして、授業外の活動こそ実は重要なのです。

企画書やシノプシスは授業時間内だけでは完成しない=授業外活動で作られていくものだからです。

授業内でいろいろ意見を言うだけ言っても、実際に手を動かさないと成果物は出来上がりません。

その点を理解してもらわなくてはいけません。

意見を言うだけではグループへの貢献にはならないのです。

ここに誤解があると、グループの崩壊に繋がります。

でも、皆の理解が一致していれば、途轍もない力が生まれます。


今回のグループワークは、理解が一致したグループと、理解の不一致があったグループの両極端に分かれてしまいました。

一致したグループはきっと充実した演習授業になったのではないかと思います。

一致しなかったグループは不満だった人が多いでしょう。

私自身、一致したグループはとても誇らしい成長を見届けることができて満足していますが、一致しなかったグループには残念な気持ちが残りました。


とは言え、最後の公開プレゼンテーションでは、頑張った人たちが素晴らしい発表を行ってくれたことは確かです。

様々な葛藤もあったでしょうが、精一杯頑張って取り組んでくれた人たちを、私は称えます。

本当にお疲れ様でした!


これから夏休みが始まりますが、皆さん、体調管理にはくれぐれも気を付けてください。

後期からは一部の授業が直接授業となります。

また大学かオンラインで、皆さんと元気にお会いできるのを楽しみにしています。



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