2019年後期に初開講した専門演習「映画プロジェクト開発」が、去る1月16日(木)、無事終了しました。
最後の授業は、外部から映画関連の仕事をされているプロフェッショナルや、メディア学部の先生を迎えての公開発表会でした。
受講生24名が5つのグループに分かれ、 作品のテーマ選択から始まり、クリエイティブ・プランニング、ビジネス展開や宣伝プランまで練り上げた 5つの商業映画企画。
どれもオリジナルで、ジャンル的にもバラエティ豊かなラインナップとなりました。
企画①『コデマリ協奏曲』(音楽ストーリー組)
*学生管弦楽サークルを舞台に、クラシック音楽を全編に配した青春ストーリー
企画②『忍 ~SHINOBU~』(ジャンプ組)
*海外人気も高い「忍者」アクションを配した、青春成長ストーリー
企画③『Follow -こんなにも愛しているのに-』(Misty組)
*女子学生のリアル目線でSNSの闇や危険を問う、サスペンス・ミステリー
企画④『Femme Noir』(Actions組)
*日仏合作を念頭に置いたスパイ・アクション
企画⑤『G・S~炎のビクトリーロード』(HGST組)
*ゲーム展開を視野に入れた「幻の国道一号線ロード・レース」に挑む青春物語
自分たちが半年かけて温めた作品だからこそ、どのチームも力強いプレゼンテーションができたと思います。
ゲストの皆さんも、「これが企画だけで終わるのはもったいない」と口々に感想を述べられていました。
それだけの力作ぞろいだったということです。
もちろん、すぐに資金調達を成功させるのは難しいかも知れません。
しかし、授業の中でも言いましたが、自分たちの中で今回の企画を育て続けていれば、いつか実現する日が来ないとは限らないのです。
映画の企画とはそういうものです。
結局、最後に勝つのは、この作品を絶対に世に出したいという作り手の「気持ち」なのです。
受講生の皆さん、是非今回の企画を大事に持ち続けてください。
むしろこれからの展開の方を、私も、演習講師の片原先生も期待しています。
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