3月19日(木)、コロナ禍の中、非常に限定された形ではありましたが、東京工科大学の学位授与式が執り行われました。
森川研からは新たに12名のメディア学・学士が誕生しました。
思い返してみれば、昨年はコロナの影響でほぼすべての授業がオンラインとなり、卒研指導もオンラインが中心となりました。
ですから、卒研室で膝を突き合わせて直接対話したり、卒研生たちが卒研室に泊まり込んで研究をする、といった、1期生がやったことを2期生は全くできなかったわけです。
当然ながら、昨年私が皆と会えたのも数えるほどしかなく…。
「これぞ研究活動!」といった活動ができず、きっと学生たちも残念だったことでしょう(良かった~、と思っている人もいるでしょうが)。
とはいえ、これこそ、今からの時代を生き抜いていかなければいけない我々には必要な勉強だったとも言えます。
つまり、これまでの常識が通用しない状況になった時、どう臨機応変に適応できるか、ということです。
物事に柔軟に対応するためには、固定観念は捨てなければいけません。
「これはこうでないと」という、ある種のこだわりや頑固さも不要です。
対面が駄目ならオンライン、大学が使えないなら自宅で工夫して集中できる環境を整える、などなど、これまでの「当たり前」が「当たり前」ではなくなった去年、私たちは必死に新しい道を探りました。
卒研生の皆もそうだったと思います。
新しい状況に慣れていないからといって、これまでよりパフォーマンスが落ちることは許されません。
2期生の皆にも、私は1期生の時と同じように、レベルの高い研究成果を求めました。
彼らは、その要求に見事に答えてくれました。
ひょっとしたら自分たちは実感がないかも知れませんが、創成課題(3年生)の時に比べて格段に成長しましたよ!
皆、間違いなく学士の学位に相応しいです!!
卒業、本当におめでとう。
皆が大学を去るのは淋しいですが、何かあったらいつでも遊びに来てくださいね。
そうそう、今年は1名、大学院生として森川研に残ってくれる学生がいます。
大学院での研究は、さらに上のレベルを目指さなくてはいけません。
引き続き一緒に頑張りましょうね!
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