専門演習

​映画プロジェクト開発

2019年度後期より新規開講

映画製作の第一歩、企画立案~プレゼンテーションを実践的に指導!

授業概要

映画プロジェクトの成立には資金調達が欠かせない。

どんなに才能豊かな監督やプロデューサーが良いアイデアを温めていたとしても、そのアイデアに賛同して資金を提供してくれる出資者がいなければ、制作を進めることは困難である。制作費を確保するためには、出資者に対して説得力のある企画書の作成が必須となる。

本演習では、資金調達成功を目的とした映画プロジェクトの企画開発を行う。

企画創出の第一歩は、市場の現状を把握し、消費者に求められている作品のシーズを発掘することである。

具体的なテーマを決め、資金調達先のイメージが固まったら、いよいよ企画書の作成を行う。

企画書は、提出先に合わせて若干調整する必要があるが、概ね次のような内容を盛り込む。

 

● タイトル

● 企画概要

● 企画意図

● ターゲット

● シノプシス(あらすじ)

● イメージスタッフ・キャスト

● 想定予算

● スケジュール

● ビジネス展開案

● 宣伝展開案

● その他(周辺データ、イメージボード、キャラクターデザイン案、サンプル映像など)

 

企画立案は基本的にグループで行うものとするが、単独での活動を希望する受講者がいれば意欲次第で認める。

最終的には映画会社のプロデューサーやファンドの出資担当者へのプレゼンテーションを想定して発表を行ってもらう。

優秀な企画があれば、実際に映画関連企業の実務家に企画提案する機会を設ける。

 

到達目標

映画やその他メディア関連だけでなく、企画力およびそれを伝える力は、あらゆる業界/職種においても非常に重要なスキルである。

本講義を通して企画創出の力を養い、魅力的なプレゼンテーションができる人材になることを目指す。

【ラーニングアウトカム重点項目】

◎ 実学に基づく専門能力

〇 コミュニケーション能力

 

授業方法

講義、演習、グループディスカッションまたは個人研究、プレゼンテーションを組み合わせて行う。

 

履修上の注意

映画を通して自分たちが何を伝えたいのか、なぜ今この映画を作る意味があるのか、しっかりと考えること。

企画開発は極めてクリエイティブな領域であり、若く新しいセンスは映画業界からも常に求められている。

新規性溢れる独創的な企画アイデアが出てくることを期待する。

 

準備学習

ジャンル問わず、邦画・洋画問わず、さまざまな映画作品を見てみること。

さらに、社会状況やトレンドにもアンテナを張っておくこと。

 

成績評価方法・基準

出席および演習内容の理解、ならびにグループへの貢献、企画書とプレゼンテーションの内容を考慮して評価する。評価の比率は以下の通りとする。

 

出席点および講義、演習時の平常点 20%

グループへの貢献(教員評価+グループ内の相互評価) 30%

企画書およびプレゼンテーション 50%

 

合計60%以上を合格とする。

 

教科書

特になし。適宜参考文献を指示する。

 

授業計画

第1回: オリエンテーションおよびグループ分け。映画企画立案業務解説。

第2回: プロデュースワーク① ブレインストーミング(シーズ発掘)

第3回: プロデュースワーク② ブレインストーミング(企画ラフ案決定)

第4回: プロデュースワーク③ ブレインストーミング(企画内容決定)

第5回: クリエイティブワーク① シノプシス、イメージ画像など作成

第6回: クリエイティブワーク② シノプシス、イメージ画像など作成

第7回: 中間発表①(1グループ10分+意見交換20分)

第8回: 中間発表②(1グループ10分+意見交換20分)

第9回: プロデュースワーク④ 企画内容修正/クリエイティブワーク③ シノプシス、イメージ画像など作成

第10回: プロデュースワーク⑤ 企画内容修正/クリエイティブワーク④ シノプシス、イメージ画像など作成

第11回: 最終プレゼンテーション資料作成

第12回: 最終プレゼンテーション資料作成

第13回: 最終プレゼンテーション①(1グループ30分+質疑応答15分)

第14回: 最終プレゼンテーション②(1グループ30分+質疑応答15分)

第15回: 総括/優秀グループによる実務家へのプレゼンテーション

​演習講師

片原 朋子 KATAHARA, Tomoko

ジェイアンドケイ・エンタテインメント株式会社 代表取締役

プロデューサー

名古屋市生まれ。91年より北京電影学院(中国)留学。93年より台湾・香港にて林海象監督、三池崇史監督らの現地撮影作品に参加。96年㈱アミューズ入社、映像事業本部にて映画の宣伝配給に従事。退社後、『T.R.Y.』(大森一樹監督/東映)、『赤い月』(降旗康男監督/東宝)、『ゴジラFINAL WARS』(北村龍平監督/東宝)、『新宿インシデント』(ジャッキー・チェン主演/香港映画)等多くの中華圏との合作作品に従事。

04年経済産業省育成事業プログラムで米・UCLAエクテンション修了。

08年ジェイアンドケイ・エンタテインメント㈱設立。

『トロッコ』(川口浩史監督/日台合作映画 ©トロッコLLP(2007年設立)/10年ビタース・エンド配給)、『真夜中の五分前』(行定勲監督/日中合作映画/14年東映配給)、『越年(仮)』(郭珍弟(グオ・チェンディ)監督/日台合作映画/20年公開予定)をプロデュース。

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