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プロジェクト演習

​映画配給/宣伝プロデュース(2024年度 前後期開講)

2024年履修生募集
映画館で実際に興行するための配給・宣伝プランを自分たちの手で構築!
☞ 2024年度前期説明ビデオはこちら

授業概要

映画ビジネスは大きく分けて「製作」、「配給」、「興行」の3つで成り立っている。本演習ではその中でも「配給」におけるターゲット分析、ポスタービジュアル開発、予告編制作、メディア戦略、タイアップといった宣伝プロデュースについて学ぶ。前期では最終的に、自ら選んだ映画の上映企画を立案し、「興行」を見すえた上で映画館運営会社の(株)ヒューマックスシネマへ企画プレゼンを実施。後期は実際の映画館上映宣伝を体験する。

 

尚、できる限り、前・後期通しての受講を推奨する。

 

到達目標

本演習の大きな特徴は“大学と映画館との共同プロジェクト”だということである。映画宣伝に関して豊富なキャリアを持つ実務家の指導の下、映画上映の“企画立案→配給宣伝→興行”に、実践的に取り組むことで、実社会でも通用するスキルを習得する。
【ラーニングアウトカム重点項目】
◎ 実学に基づく専門能力
◎ コミュニケーション能力

 

授業方法

本講義は以下の4つの方法を用いて進める。
① 講義:映画宣伝を通じてマーケティングコミュニケーションの手法・戦略を学ぶ。
② グループワーク:チームに分かれて上映企画を立案することでグループ内コミュニケーション能力を得る。
③ プレゼンテーション:上映企画の映画館へのプレゼンで外部コミュニケーションを経験する(前期)。
④実践:映画の映画館上映宣伝を体験する(後期)。

履修上の注意

企画立案とプレゼンテーション準備は時間のかかる作業である。また、映画宣伝は非常に難易度が高く、興行への責任が伴う業務と言える。そのため、授業外の時間を使って活動しなくてはならない可能性があることを考慮した上で履修を決めること。

 

準備学習

前期は、ジャンル問わず、邦画・洋画問わず、さまざまな映画作品を見てみること。

さらに、社会状況やトレンドにもアンテナを張っておくこと。

後期は、これから上映される映画や、現在上映中の映画の宣伝がどのように行われているか、意識して見てみること。

 

成績評価方法・基準

前・後期とも、講義・演習時の積極的な参加姿勢や、グループへの貢献、企画書とプレゼンテーションの内容を考慮して評価する。評価の比率は以下の通りとする。

 

講義、演習時の参加姿勢(教員評価+グループ内の相互評価) 20%

グループへの貢献(教員評価+グループ内の相互評価) 30%

企画書およびプレゼンテーション 50%

 

合計60%以上を合格とする。

提出物や課題へのフィードバックは、授業内または提出物にコメントを入れて返却するなどの方法で適宜行う。

 

教科書

特になし。

参考書

佐々木和郎・羽田久一・森川美幸「メディア学大系14 クリエイターのための映像表現技法」コロナ社

その他、適宜指示する。

 

授業計画

​前

第1回:講義「映画買付とは?」
第2回:グループ立ち上げ
第3回:配給プロデュースワーク1
第4回:配給プロデュースワーク2
第5回:配給プロデュースワーク3/プレゼンリハーサル
第6回:配給企画プレゼンテーション
第7回:講義「配給宣伝とは?」/採用企画発表
第8回:特別講義1「映画ビジュアルデザイナーの仕事」
第9回:特別講義2「映画予告編制作者の仕事」
第10回:宣伝プロデュースワーク1
第11回:宣伝プロデュースワーク2
第12回:宣伝プロデュースワーク3/プレゼンリハーサル
第13回:宣伝計画プレゼンテーション

第14回:採用計画発表/上映スケジュール発表

後期

第1回:講義「映画館上映宣伝実践について」
第2回:宣伝プロデュースワーク1
第3回:宣伝プロデュースワーク2
第4回:宣伝プロデュースワーク3
第5回:宣伝実践1 
第6回:宣伝実践2
第7回:宣伝実践3
第8回:宣伝実践4 *特集上映告知解禁
第9回:宣伝実践5
第10回:宣伝実践6
第11回:宣伝実践7
第12回:宣伝実践8 *特集上映開催
第13回:結果分析・評価発表
第14回:講義:「2024年映画興行総括」

​演習講師

高田 和子 TAKADA, Kazuko

映画プロモーションプランナー

大学卒業後、株式会社東北新社入社、宣伝部配属。

その後、アミューズソフトエンタテイメント株式会社に移り、宣伝部を経て企画編成部配属。ミニシアター映画専門レーベル<アプローズ>のプロデュース、映画キュレーションマガジン「月刊Dramatic!」の発行を手掛けると共に、レオス・カラックス“アレックス三部作”、ペドロ・アルモドバル監督作『オール・アバウト・マイ・マザー』、クリストファー・ノーラン監督作『メメント』、韓国映画『殺人の追憶』、『猟奇的な彼女』などのパッケージ化に携わる。

2007年4月、映像配給会社の株式会社デイライト設立。
アキ・カウリスマキ監督作『街のあかり』配給宣伝、マーティン・スコセッシ監修リマスター版『赤い靴』のリバイバル上映、スティーヴン・スピルバーグ&トム・ハンクス製作総指揮『バンド・オブ・ブラザース』の初ブルーレイ化、フレデリック・ワイズマン監督ドキュメンタリー『パリ・オペラ座のすべて』、SFシリーズ「GALACTICA/ギャラクティカ」などのパッケージ化に携わる。

2012年7月、フリーの映画プロモーションプランナーとして独立。

映画/海外ドラマのプロモーションプランニングやパッケージ制作ディレクションをおこなう。英国ドラマ「ダウントン・アビー」の放送・宣伝・パッケージ化、映画『リトル・ダンサー』初ブルーレイ化、『ゴッドファーザー』50周年記念企画、TVシリーズ「ツイン・ピークス」コレクターズBOX発売及び25年ぶりの新作リミテッドシリーズのパッケージ化など、幅広く業務を遂行している。

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