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  • 執筆者の写真morikawamk

Great job! Keep going!!

更新日:2020年10月22日

4年生の皆さん、初の中間報告を終え、息を吐く暇もなく中間報告書の提出、ご苦労様でした。

1か月前に学部既定枚数が15枚ということがわかり、急にハードルがぐっと上がってしまった中間報告書でしたが、皆さん、すごく頑張ってくれたと思います。

実際、なかなかよく書けているものが多数あり、感銘を受けました。

この調子で引き続き頑張ってください!


基本的にレベルの高い研究が多いと思いますが、やはり少々気になるのは文章の書き方です。

皆さん、これから論文を書き進めるにあたって、少なくとも以下の点には留意してください。


・「~だ」→「~である」

論文では、例えば「マーケティングとは顧客との関係性を構築するものだ」とは書きません。「マーケティングとは顧客との関係性を構築するものである」というのが正しい書き方です。自分の論文に「~だ」と書いている文章があったら修正してください。

同様に、体言止め(名詞で終わる文章)はやめてください。

「マーケティングとは顧客との関係性構築。」のような文章のことです。


・「思う」→「考える」「考えられる」

「思う」は禁句です。「考える」や「考えられる」に言い換えてください。もしくは、例えば「考察したいと思う」などと書きたい場合は、「考察する」と言い切ってください。


・「私は」「個人的には」「経験上」→書かない。

「私の経験上〇〇というのは~」とか、「個人的に言えば~」等、論文で個人の体験談を述べてはいけません。

もちろん、研究の動機は個人的なことがベースになっているでしょうが、もし書きたいなら世間一般論に落としてください。「最近、私の周りでは〇〇がよく使われている」→「昨今、若者の間で〇〇は広く利用されている」など。

私はこういう経験をしました、こういうのを見ました、というのはエッセイや作文で書くことです(就職活動などでは使えると思います)。

でも論文で書いてはいけません。


・「~らしい」→「~という」

他の文献に書かれていることを引用したり、ウェブの情報を使う際、「~であるらしい」というニュアンスを出したいときは、「~であるという」と書くようにしてください。

引用であれば言い切ってもいいです。

例えば、「~である(山田, 2018)」のように書けば、先行研究からの引用だとわかります。


・簡潔な文章を!

一文の長さに注意してください。

また、「~してきている」とか、「~だろうと考えられる」など、無駄に言葉を増やす必要がありません。「~している」や「~と考えられる」で十分です。


今後は引用の書き方にも気を付けてください。

ひとまず今日はここまで。

この夏、調査に入る人も多いと思います。

データは逐次分析するようにしてくださいね。

研究の現状は、報告書の提出と一緒に教えてください。


それでは、有意義な夏休みをお過ごしください!!





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